PROJECT

ケアの問題と向き合う学生向け『ケア探究学習』

プロジェクトが生まれるまで

社会を見渡してみると、誰もが一度は「ケア」に触れた機会があるかもしれません。高齢化が進む中で、ケアはもはや「誰か特別な人が行っていること」ではなく「私たちみんなが携わること」へと変わっていきます。けれど、これまでの教育では、ケアについて深く考える機会は多くありませんでした。私たちのMY CARE ACTION は、誰もが「わたしもできるケアがある。」と自然に思える社会を目指している。それならば、未来を担う子どもたちに、ケアへの理解や「自分ごと」として捉える気持ちを育んでもらうことが大切なのではないか。アプローチを模索していた頃に出会ったのが、実際に教育現場へのプログラム展開などもされている広告会社TBWA HAKUHODOさんでした。

プロジェクトの概要

TBWA HAKUHODOさんとコラボレーションした「ケア探究学習」は、社会の2つの困りごとを掛け合わせて解決アイデアを発想する探究型の授業プログラム。今回の「ケア」という課題と、地域に存在する様々な他の課題を自由に組み合わせ、それらを解決するアイデアを発想する授業を行います。自分にとって身近な視点から「ケアのかたち」を考え、自由な発想でアイデアを発表・実践へと繋げていくことを通して、ケアの多様さや、自分にもできることを楽しく学びながら発見してもらえるようなプログラムを考案しています。

PROJECTのこれから

「ケア探究学習」は、2025年秋に実際の学校現場へと展開していく予定で、今後このサイトでも活動の記録を発信していきます。子どもの頃から「ケア」について考え、自分にできることを見つけるきっかけを持つことで、きっと未来の社会はもっとやさしく、あたたかなものになるはずです。次世代を担う子どもたちがケアの心を育んでもらえるような機会を、この取り組みからつくっていきます。